髪化粧 Kamikesho Vol.016 2006.12月号

Vol.016表紙:SACHI (assemblage)
女が変わるとき
スペシャル企画:FEERIE・新井唯夫の世界

定価 1,575 円 (税込) A4変形版

Vol.016

特集 女が変わるとき男と女を比べてみる。
どちらかというと、男の方がロマンチストで、女の方が現実的。
夢見るロマンチストは、目の前に起こった出来事に弱い。いつも現実的な予測をしていれば、ショックは少ない。ということは、実際には女よりも男のほうが変わりやすい生き物だ、といえる。

その代わり、女は化粧をする。
外からの力によって変わってしまうのではなく、変わろうと思って自己を演出するのが女の本能。恋をしたとき、美しくなりたいと思って自分を変える。失恋をしたら、もっと美しくなりたいと思った瞬間に、女は立ち直るのだ。

職場ではなめられまいと凛とした顔を、家庭では、豊かな母の顔をつくることができる。 ちなみに、男よりも女のほうが、皮膚の痛点の数が少ないという。女は出産の痛みがあるから神様が配慮したのだ、という説もあるが、果たして......。体のつくりからしても、女のほうが現実に耐えられるようにできているのかもしれない。
女は強い。

さて、美容室に、女たちは何を求めてやってくるのか。
そこには『変身』と『維持』の微妙なバランスが含まれている。
ある日は、もっと大人に、もっとゴージャスに、日常を忘れたシンデレラのように違う自分になりたい気分。

またある日は女の成熟期を迎え、自分らしさ、若さを守りたいと思う自分の心に気づき、鏡の中の素肌を見つめたときの曖昧な葛藤。

そして、足は美容室へと向かう。
大切な、心の核にまで触れそうな、美容師の魔法の腕を求めて---。

一人の女声の移りゆくドラマ「違う自分になりたい」「本当の自分らしさを探したい」といった欲張りで移ろいやすい女ごころ。

お金を使うべき時にはきっちり使う、そんな時代の消費行動の変化もあり、パーティーなどの特別な日だけでなく、ちょっとした心の変化なのだけれど本人にとっては大切な、オシャレをしたい日常にも、何かを発見したくて美容室へ行く女性が増えています。

今後、美容室にもっともとめられていくのは、カットだけでなく、セットの技術をもふるった、女性の繊細な心をニュアンスまで汲みとったヘアデザイン。女性像の表現力です。
     
一人の女性の深遠なる魅力を引き出し、広げるテクニックには、美容師の本当の力量が問われます。

今回登場していただくヘアデザイナーたちが誌面にて繰り広げる、一人の女性の様々な表情。作者の思い思いの発想と視点、そして感性に磨き上げられた腕を、とくとご覧あれ。

野沢道生(ACQUA)
野沢道生(ACQUA)
SACHI(assemblage)
SACHI(assemblage)
山内 幸(OASIS)
山内 幸(OASIS)
武田智幸(MINX)
武田智幸(MINX)

新井唯夫 (FEERIE)の世界新井唯夫 (FEERIE)の世界

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EXERCISE , CIGAR , NEW SPOT , DRINK , JAPANESE MUSIC , IMPORT MUSIC , BEAUTY , BOOKS , WEAR , CINEMA , ART

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